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「支離滅裂」 第三夜

帰宅するとコロ助は家中の笑い者になった。がっくりするコロ助だが、エアマックスをキテレツがチーマー(いまだにいたんだな)から取り返してあるのを見ると、少し機嫌を直した。エアマックスをどうやって、取り返したかと言うと、如意光(ドラえもんでいうスモールライト)でチーマーを小さくして、エアマックスを取ったのである。

翌日の日曜、キテレツとコロ助は勉三に連れられて、名古屋に遊び行った。その時コロ助は未知との遭遇をした。みそカツであった。そのときコロッケ大好きコロ助は珍しくカツを食べることにした。矢場とんのみそカツは猛烈にコロ助を感動させた。

「ヴォーノナリぃぃぃ!」
と叫んだくらいあった。

 「ただいま…。」             
パパが会社から帰ってきた。しかし、いつに泣くくらい表情であった。
「お帰りナリ!」
「すまん!英一(キテレツ)!ママ!コロ助!」
靴を脱ぐやいなや、パパは土下座した。その姿はミドリ十字のようだった。
「どうしたの、あなた。」
ママは心配そうに尋ねた。
「会社、リストラで今月で首だ。チキショー!」
パパは床がビタビタになるくらい涙を落とした。
「新しい仕事を見付けないと…。」
キテレツは神妙な顔をして、新しい仕事を考えた。なにせ年だからこの就職氷河期の現代、他の会社はだめだろう。力仕事はだめだし、なかなか仕事はなかった。

とうとう明日が会社勤めが最後という日になった。

「英一~、コロ助~。」
パパは包みを持って、酔っ払ってかえってきた。
「あ、パパ酔っているナリ。だめナリよ。あ、それは何ナリか?」
コロ助はパパの持っていた包みに興味を示した。
「あっ、これか。コロ助の好きなコロッケだよ。英一と食べなさい。」
「分かったナリ。キテレツ~。ソースとおはし持ってきてほしいナリ。」
コロ助は台所のキテレツに命令した。
「は~い。持ってきたよ。」
笑顔でキテレツがコロ助のいる居間にきた。
「なんナリ、キテレツ、それは。我が輩はソースが欲しいナリ。」
「コロ助、今はお金がないからソース買えないんだよ。
でも、ほらみそならあるぜ。」
キテレツは『つけてみそかけてみそ』を指差した。
「仕方ないナリ、これで食べるナリ。」
コロ助は嫌々渋々コロッケをほおばった。
「う、うまいナリ~!!」
みそコロッケはコロ助の口の中でスパークした。コロ助は極楽浄土にいったような顔をした。
「本当かよ、コロ助!」
キテレツは思わず疑った。
「本気と書いて、マジ、ナリ。ほーたがおーてまうナリ。(ほっぺがおちる。)」

「そうか、名古屋のみそカツと同じようなもんだ。これだ!コロッケ屋になって、みそコロッケを作ればいいんだ。」
キテレツはガッツポーズをした。
「さっそく八百八にいって、じゃがいもを買ってくるナリ。」
「ちょっと待つ崎しげる!」

つづく
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デスペラード持田

Author:デスペラード持田
名古屋グランパス、カズファンだが、サッカー実技は母校・惟信高校の練習試合用シャツの10番をウケ狙いで着せられたCF、OH。カズの代表復帰、Jリーグの改革案を日夜、中日スポーツに投書していた。サザエさん、Every Little Tihng持田香織を寵愛。愛知学院大学歴史学科卒。卒論は近衛文麿内閣について。カレー、ガイア、カンブリアも大好き IS01、IS05ユーザ

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